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物語

其れは大昔のお話――神の世界を「高天原」と人が呼んだ時代。
出雲国の斐伊川上流にある村の人々は、「八岐大蛇」を大層恐れていた。
100年に一度。美しい娘を求めて村に降り立つ「八岐大蛇」に魅入られた「奇稲田姫」と、
そこへ「高天原」を追放された「スサノヲ」が現れ出逢うことによってすべては始まった。
一度は封印されたと思われた「八岐大蛇」はそのまた300年後…人に姿を変え甦る。
村は再び「八岐大蛇」の恐怖に陥るかと思われた時だった。
「スサノヲ」と「奇稲田姫」の子孫である「祇園一族」・「弥栄一族」が、 まるで「八岐大蛇」の甦りを知っていたかのように現れたのだ。
「祇園」は「スサノヲ」が「八岐大蛇」を封印した際に共に居たと言われている狐を体に宿し、
「弥栄」はその狐を解き放ち、また「祇園」の者の体に封印する役目を担うという。
こうして「八岐大蛇」と「祇園」「弥栄」の戦いは幕を開け、 時は現代へと移っていくのであった……

設定

❖代々八岐大蛇を封印する為に体に神獣(狐)を宿し生まれてくる「祇園」一族。
その神獣を封じ、解き放つ役目を担うのが「鍵」と称される「弥栄」一族。
この両家は必ず男女の子が生まれ、番(宿主・鍵)となる。 宿主と鍵は同月同日同時刻に生まれる。
宿主には大体10歳前後で宿った神獣が現れる。

❖宿主と鍵は、体を重ねることにより互いに互いを癒すことができる。

❖祇園一族と弥栄一族は、普段も妖を祓う仕事を秘密裏にしている。


❖明治~大正あたりを参考にした時代背景。